今日、職場で先祖を敬うという話になった。
先祖は敬わなくてはならないらしい。
ボクは少し意味がわからないんだけれどボクがおかしかったら言ってくださいね。
先祖がいないとボクがいないというのは認めるが先祖が偉いのかどうかは知らない。
父や母や祖父母のことを敬うのは認めるが100年前の人のことなんて知らない。
ボクが死んで100年後のDNAの受け取り手にボクを敬えなんて思わない。
先祖がDNAを残してくれたことについては先祖が生殖活動に熱心だったからで、そうなると生殖活動の方が敬われるべきではないだろうか。気持ちいいし。
お墓参りという儀式は認めるけれどお墓参りに行ってないから悪いことが続くという説を唱える人達の心がわからない。要するに俗世にまみれてばかりいないで異界に触れてリフレッシュしなさいという儀式なんだろうなと思っている。それなら普段から俗世にうんざりしてるボクには必要もない気がする。
約一年前ボクの祖父が死んだので先日一周忌があった。御勤めをして一段落したところでおじいちゃんに悩みを聞いてもらおうと仏壇の部屋で一人寝転がった。心で問いかけてもおじいちゃんは何も答えない。当たり前だよ。おじいちゃんはもう死んだんだって。もう骨しかないんだって。思い出はボクの胸にあるだけだって。
おじいちゃんはもう存在しない。でも存在しないことでボクの心の中に浮き上がるおじいちゃんがある。
それだけで十分だ。生きているボクは手に触れられるものでなんとかやっていくつもり。
進行方向の天気をちらちら気にしながら。