異常快楽殺人 (角川ホラー文庫)
平山 夢明

モレスキンによるユビキタス・キャプチャー(簡単に言うと何でもメモすること)をはじめてから色んな場所でブログのアイデアを書けるようになって感想文なんかも載せきれてない状態になっている。
メモ魔の姿。
「ちょっと待って」と言いながら些細なことをメモする姿は傍目にはちょっとしたサイコパスなんじゃないか?と思う。
さて、この本を読んだ直後にボクのメモは崩壊し始めている。
怖い。ヤバイ。小さく震える。などが書き付けてある。
快楽殺人のジャンルっていうのは「FBI心理捜査官」という本を契機に一時期流行っていたので結構読んだんだけど、この本はまた特別な気がする。
現在、ホラー小説家として名を馳せる平山氏はドキュメンタリーという形式でもその才能を発揮し、調査書じみた箇所とストーリー仕立ての箇所を絶妙なブレンドで混ぜ合わせ読書に吐き気を催させることに成功。
殺人鬼が生きたままに被害者を解体する現場をストーリー仕立て・・・・。ああ、頭がズーンと重くなったまままだ戻りません。
家内も時折読んでいる様子でどうやらこの本には中毒性がありそうに思う。
そのことについて考えたんだけど、思うに殺人鬼達がボク達と大きくは変わらないからなんじゃないかな。
ほとんどの殺人鬼は性的に異常なんだけど、誰だって性的には異常なんだ。
もし自分はノーマルだ!!!って声を張り上げられるんならあなたはそこが異常だ。
恋人とベットの中でドロンとした空気を吸いながらケダモノのように狂っているのは誰?相手の皮膚に吸い付いたり引っ掻いたり狂ったように揉むのは誰?
その延長線のどこかに彼らはいる。
もっと言えばボク達は(少なくともボクは)その地点まで行ってみたい。少なくともそこへ自分がアクセスできるのか試してみたい。
怖くなって震えたのは割りと近くまで行ける気がしたからなんじゃないか?
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
ロバート・K. レスラー トム シャットマン Robert K. Ressler

Moleskine Square Notebook
Worldwide
