Archive for the ‘チャールズ ブコウスキー’ Category

ポスト・オフィス  チャールズ ブコウスキー

水曜日, 11月 18th, 2009

ポスト・オフィス (幻冬舎アウトロー文庫)
Charles Bukowski
4877288295

世の中の仕組みによるとボク達は勝ち組にはなれない。上司に認められてもトップにはなれない。がっちり仕組まれてるから。
だから、もうそんなことは考えない。それが大前提。
この小説もそんな大前提の上に乗っかっている。

主人公のヘンリーチナスキーは知っているから酒を飲めるときに飲めるだけ飲み、女とヤレル時にヤレルだけやり、賭けるだけ賭ける。それでもタイムカードはしっかりと押す糞のような人生。
「仕組み」からの白い目には、時には大声で、時には寡黙に徹底的に闘う。
敗北は人生を投げ出した時にのみ作用する。
一見、投げ出したかのように見えて、その実、ヘンリーは人生を謳歌しているのだ。
このブコウスキーの処女小説は実に感動的で、かっこよく、勤労意欲とは別の意欲をくれる。

勝手に生きろ!  チャールズ ブコウスキー

水曜日, 11月 18th, 2009

勝手に生きろ! (河出文庫)
Charles Bukowski
4309462928

若き日のブコウスキーの日々。
とにかく主人公は仕事して女とやって仕事を辞めて酔っ払ってるだけ。
終盤、辞めるために就職するようなもんだと書いてるほど。
一言で言えばそれだけなのだが、
いわゆる、最低な生活なのだが、
何かがシンと入っていて、生活の匂いがツンとして、とてもいい本だと思った。

そうそう、後書きにはブコウスキーの精神分析みたいなことが書いてあって、それはそれはくだらなかった。 だっておかしいもの。芸術作品を分解してそこから何か見つけようなんて。ちょうど分解途中に油がこぼれるように何かがこぼれていくような気がする。
感じるままがいいと思うよ。

パルプ  チャールズ ブコウスキー

火曜日, 11月 17th, 2009

パルプ (新潮文庫)
Charles Bukowski
4102129138

ブコウスキー初心者はまずこの遺作から読むのがオススメ。

パルプという題名から知れるようにアメリカの娯楽消費小説になぞらえた最低の探偵小説。なぜか宇宙人は出てくる。なぜか死の女神が出てくる。全然メチャクチャ。でも、汚らしい生活、あけすけな物言いの中に気取った作家が一生かかっても出てこないようなリリックがあふれかえっている。
こういうのを読む価値のある本というのです。

チャールズ ブコウスキーの基礎知識

火曜日, 11月 17th, 2009

ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー Henry Charles Bukowski(wikiまとめ)

1920年8月16日 – 1994年3月9日 アメリカの詩人、作家。
無頼派とよばれ酒と売春婦と競馬のどうしようもない日々を魂を貫くように書くスタイル。
レッチリのアンソニーの歌詞の中にも出てきたりと多数のアーティストに影響を与えている。

チャールズ・ブコウスキーは、ドイツ人の母とポーランド系アメリカ人の父の間にドイツで生まれた。ドイツの経済崩壊により1923年にアメリカ合衆国に移住。メリーランド州ボルチモア
からカリフォルニア州ロサンゼルスへと移り住む。幼年時代は失業中の父親から虐待を受けていたらしい。
1944年、ニューヨークにて作家活動を始めるも売れず。各地を転々としながら放浪。ドヤ街の日々。1955年ごろからまた詩を書き始める。1969年に生涯毎月100ドルの報酬で出版社と契約。

ベトナム戦争徴兵を拒否している。

名言
おれは政府をひっくり返したかったけど、ひっくり返せたのは友達の嫁さんだけだった。