
By: Bruno Ribeiro
二カ月ぶりに息子に会った。
何も言わず一直線にしがみついてきた。
一緒に晩飯を食って、風呂に入った。
湯船の中で、もう一緒には暮らせないかも知れないことを話した。
息子はうなづいただけで、先に風呂を出て行った。
九歳にしては幼すぎるところがあるから、上手く伝わらなかったのか・・・。
もしそうなら彼がわかるまで、そして、わかるように言わなきゃならない。
どこかにそんな方法があるとしたら、できるだけショックを与えないように伝えてやらなきゃ。
そんなことを考えながら頭を洗っていたら視線を感じた。
見ると、扉の隙間から息子が俺を見てた。
目には砕けちった心が、きらきらしていた。
息子の顔がだんだんとくしゃくしゃになっていくのを、俺はただずっと見てた。