触らない方がいい
僕は相当に苦しんでいて、それは病のようでいて、そうではなくって、それは背後に立つ影、といってもそれは乳白色に混濁していて、グルグルと渦のように僕を取り囲んでいて、ちくとも僕を幸せにしない。
そういうわけでマイロへの電話は通じなかった。
何をしたって、こういう場合は誰にも連絡なんてとれないんだ。仮に連絡がとれたところでプランなんてないんだけど、それにしたって世界の余白で生きているような気分で夜を過ごすのは良い気分ではない。
シクシクと腹が痛む。
みんなだってそれぞれの日々の労働や余暇のために忙しく肉体とか魂とかを切り裂いているのだろうから望んではいけない。
金魚の腹から腸がはみ出ていました。
触らない方がいい。

