勝手に生きろ! (河出文庫)
Charles Bukowski
若き日のブコウスキーの日々。
とにかく主人公は仕事して女とやって仕事を辞めて酔っ払ってるだけ。
終盤、辞めるために就職するようなもんだと書いてるほど。
一言で言えばそれだけなのだが、
いわゆる、最低な生活なのだが、
何かがシンと入っていて、生活の匂いがツンとして、とてもいい本だと思った。
そうそう、後書きにはブコウスキーの精神分析みたいなことが書いてあって、それはそれはくだらなかった。 だっておかしいもの。芸術作品を分解してそこから何か見つけようなんて。ちょうど分解途中に油がこぼれるように何かがこぼれていくような気がする。
感じるままがいいと思うよ。