Posts Tagged ‘平山夢明’

テキサスのデーモン

火曜日, 4月 27th, 2010

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20100413125017 ▲我が家の多肉植物

ピチピチと飛び跳ねる自分の心はまだまだ青春時代の只中にいる。
わたしは一人手淫の海の中で踊っている。
複雑な法則には意味がないと今でも思っている。
トップに立つ奴が作ったルールは魂に届かないと今でも思っている。

わたしは一人で呆然とギターを抱えてゆらゆら歩いた。
音が大きすぎて耳が死んでいた。
ほとんど誰もわたしたちを見てはいなかった。

「わたしたちはテキサスから来ました」
と嘘を吐いた。

テキサスにはマイロという正真正銘の変態が居た。
幼女を殺害し、とり出した子宮を喰らっていた。
彼は満点の星空の下、星明りのシャワーの中で、
「俺は全くついてない。もしくは生まれた星の下が悪かったのか・・・」
と呟いた。
彼の切なさと、わたしの昨日の切なさには、何の違いもない。
それがブルースの真髄なんだよ。
ブルースが世界をすり潰すんだよ。暗黒へと。

RELOAD
メタリカ
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ヂヂヂ更新

ミルクの世界

金曜日, 4月 16th, 2010

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久しぶりにこのブログを書こう。
ライブに向けてギターの練習などを始めたら時間がなくなって、何もできなくなってしまった。
岩戸に閉じ込められたような気分がする。

目を開けたらもう真っ白い光の中に居た。
彼女は鏡面のようにこちらを向いて目を開けていた。
わたしはいつも女性に対して自分を映し出している。
多くの男性がそうなのか?
わたしだけなのかはわからない。
彼女は細い細い声で歌っていた。

わたしは彼女の存在を疑うことにした。
マボロシばかりを見ていたら、自分を信じられなくなるのだ。
さて手足を動かそうとして、初めてそれらが縛られていることに気づいた。
彼女は歌いながら見ている。わたしはそれを見ている。
岩戸の外で魚の死骸が僕の屹立を見ている。

世界がミルクに染まっていく。

ミサイルマン (光文社文庫)
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キャンティーンにいた  ダイナー 平山夢明

金曜日, 12月 11th, 2009

ダイナー
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マイロはキャンティーンという店にいた。
残酷に人を殺す専門家達が唯一癒される場所。ダイナー(アメリカ版定食屋)に。
出される料理は最高級食材ののハンバーガー。
先日からカナコという素人の女性がウェイトレスとして働いている。店長のボンベロの困惑している様子が見て取れる。彼女は何日生きているだろう?
ここは汚物が行き着く最果てだ。
子供と殺してその肝を喰らうような、怪物達の場所なのだから。

今日もカナコは変態どもに遊ばれている。
しかし彼女は俯かずに前を見据えている。
ボンベロは迷惑そうに顔を歪める。

マイロは二人の間の絆というものについて書きとめようとカナコに紙ナプキンを頼んだ。

天国と地獄

水曜日, 12月 9th, 2009

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「博士の愛した数式」と「ダイナー」を同時に読んでいる。
現代の売れっ子達の中で最も美しい作家と最もグロテスクな作家。
そのどちらもが同じくらいに素晴らしい。

マイロはビリビリ震えていた。

博士の愛した数式 (新潮文庫)
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ダイナー
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