Posts Tagged ‘生活’

エリミン

日曜日, 11月 30th, 2014

戸棚を整理しているとエリミンが大量に出てきた。

ずっと昔に自分が隠して忘れていたのだろう。今はそれを飲む気力も捨てる気力もどっちもない。

数年前の夏の日を思い出す。

息子にカブトムシをとらせてやるつもりで夜中から車で走った。

数時間かけて着いたのだけれど、森の中は薄暗く、息子はただただ不安そうだった。

一匹でも見つかれば、元気になるだろうと張り切ったが一匹も見つからなかった。

突然、激しい雨が降り始めた。

雨具を持ってきてなくて、出来るだけ葉の茂った木の下に入って息子を抱きしめたが、雨は遠慮なく二人を打ち続けた。帰りの車の中で息子は嘔吐を繰り返した。

俺は何にも出来なかったし、今も出来ていないし、これからも出来ないだろう。

別に何かしなければならないというわけではないが、そういうことがどうしようもなく悲しく思えて仕方ない時がある。

もちろん、毎度のことだ。

 

地球防衛軍的気分

水曜日, 3月 12th, 2014

 

隣のカラオケスナックからの音漏れに不思議な倍音が混じっている。

夜が深くなっていく。

酔っぱらいががなりたてているのに、とても静かだと思う。

地球は夜になるためにまわるんだし、僕のためにまわる。

自分のためにまわっている星だからこそ救いたいと思う。

 

夜が深まるにつれ、

地球防衛軍的気分になって、

 

ただ寝るだけ。

 

そうしていれば、僕の地球はまわり続ける。

ちゃんと確認したことはないけどさ。

二ヶ月ぶりの息子

金曜日, 1月 24th, 2014

 

二カ月ぶりに息子に会った。

何も言わず一直線にしがみついてきた。

一緒に晩飯を食って、風呂に入った。

 

湯船の中で、もう一緒には暮らせないかも知れないことを話した。

息子はうなづいただけで、先に風呂を出て行った。

 

九歳にしては幼すぎるところがあるから、上手く伝わらなかったのか・・・。

もしそうなら彼がわかるまで、そして、わかるように言わなきゃならない。

どこかにそんな方法があるとしたら、できるだけショックを与えないように伝えてやらなきゃ。

そんなことを考えながら頭を洗っていたら視線を感じた。

見ると、扉の隙間から息子が俺を見てた。

 

目には砕けちった心が、きらきらしていた。

息子の顔がだんだんとくしゃくしゃになっていくのを、俺はただずっと見てた。

午前1時以降のハルシオンについて

日曜日, 10月 17th, 2010

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午前一時をまわってからハルシオンを飲むと次の日に残る。
僕が飲むハルシオンは通称「金春」というミリ数の小さい方だけれども、それでも翌日、頭蓋骨の中が真っ白い煙に覆われたようになって、シクシクと痛む。

水道管に入った微小な亀裂から少しずつ水が染み出すように、僕の体力を削る。
それらによって、草臥れてしまったら何も思考が出来ない。

だから、遅くに飲むのはやめた方がいい。

やめなさい。

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#####追記

裸で座っていると

水曜日, 9月 22nd, 2010

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[タイのお守り販売中]

風呂から上がると、僕は裸のまま座り、タバコに火をつけた。
彼女が這うように隣に来て、体についた水滴を拭いてくれた。

彼女は柔らかいタオルで筋肉や皮膚の隙間を撫でた後、
タオルを捨てて、手の平を肩にペトリと乗せた。

その手の平は吸盤のように僕に貼りついて、皮膚のすぐ下の神経がざわめく感じがした。
手の平が、肩から腕の方にゆっくりと撫で下ろされた時、僕は彼女が真っ赤な炎なのだと知った。
それから、二つの唇が近づいていった。

という夢を見て目が覚める。勃起していた。炎のようだった。
現実では悲しい炎だった。

アホの子のようなヘッド

金曜日, 9月 10th, 2010

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散髪をした。
散髪中に色々と話しかけられるのが嫌なので、いつも物静かなホンダ君を指名している。
ホンダ君は最近ツーブロックにハマっているらしく、僕の頭もそうした方が良いですよと言った。
お任せしていると、中が刈り上げられ、上から被せる感じになった。
「サイドを前に流すとバシっとモード感が出ますんで」
とホンダ君は言った。
鏡にはアホの子のような頭をした自分が映っていた。
現在、風呂上り、頭が濡れているところを後ろへ流すと、ちょうど分かれ目が出来て、かつ刈上げが強調されて、ヒットラーのような具合になっている。

不評だった。
家人にも職場でも、不評だった。

苦しかった。しんどかった。つらかった。
それらが頂点に達した。
所詮僕はもう誰にも求められていないのだ。
僕の肉体に魅力などありはしないのだ。
ただのおっさん。ガリガリのおっさんが苦悶しているだけなのだ。
と自嘲した。

それを見たマイロがケラケラ笑うので、蹴ろうと思う。

プラクルアン

日曜日, 7月 4th, 2010

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タイに住む友人とコーヒーを飲む機会があった。
仏教が盛んなタイではお守りがとても重要視されている。
タイのムエタイの選手などはほぼ首にぶら下げている。
かねてより憧れていたので、一つ向こうのお坊さんに祈祷を入れてもらったものを買ってきてもらったのである。
(この画像は友人のもの)

コレクション性も高いこのお守りは、タイだけに偽物も横行しており、鑑定する人がいたり、パッケージ屋、紐屋など完全に外界と遮断された宇宙があって面白い。
僕の友人は日本人ながらその宇宙の中の人になっていた。

偽物を掴むとパワーが逃げそうなので、コレクション性のない本物を選んでもらった。身につけるとマイロの声も良く聞こえ、背筋も伸びるような心地がする。

まぁ、お守りがどのくらい凄いかを例をあげると、
ある人が高価なお守りを手に入れて、「俺は銃で撃たれてもしなないだろう」
そうして、友人に銃で撃たせた。
バスン。即死。

友人によると、「仏様も忙しいので、そんな阿呆まで救ってる暇はない」とのことで、なるほど、深いお話だと思った。
タイの懐に底はない。あるのは混沌なのだとわかった気がした。

ちなみに友人はこのお守りを広めたいそうなので、買いたい人は僕に連絡をくれたらいいと思います。
僕が買ったのは3500円くらいでした。

昼下がり

木曜日, 6月 17th, 2010

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昼下がりという言葉が好きだ。
お昼という時間が何かにブラブラぶら下がっているようで、素敵な心地がする。
昼下がりは休憩時間や休日にしか合わない。
仕事中にお昼はぶら下ってはくれない。

スピリチュアルとかパワースポットなどという安易な言葉は好きではないが、
僕のパワースポットと言えば、海になるだろう。
海を見ると何かが抜け出ていく、そしてまた入ってくる。漲る。
波が揺れている。光が煌いている。ゴーゴー言うノイズが鳴っている。
人によっては沢山のお金を出して、有名な場所へ旅するみたいだけれど、
僕の海は世界の大半を占めていて、
錆びついた波止場でも、
汚染の海でも構わない。
彼女の片隅であればどんなところだっていい。
余計な緊張もなく、思考もなく、感情もなく、マイロもなく、波が揺れる海面の下にはただ大きな腹が横たわっている。

幸運にも僕のスポットはスポットと呼べないほど大きい。
昼下がりの海だったら、爆ぜるほどに素敵だ。

半径2メートル圏内の呪詛

月曜日, 6月 7th, 2010

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先日、呪詛を受けた。
というのは大げさだとしても、
誹謗中傷とまではいかないけれど、不吉なことを他所から言われて、当惑した。

私はそれを聞いて頭がグラグラした。
眩暈(めまい)だと思った。
病院に行ってMRIその他の検査を受け、お医者に投薬を希望しようと思ったけれど、
お金がかかるのでよした。
逆に、男子たるもの呪詛の一つや二つでグラグラ悩んでいては駄目だと自分を鼓舞し、
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴いた。辛かった。本当は他のが聴きたかった。
思い返すと、このような思考の混乱は全て呪詛から始まっているので、やはり呪詛の力は怖い。

話を具体的にしよう。
「お前は非常にブラブラとしていて、家長としての自覚が足りない。今後もそのまま行くのなら怪我をするように祈っておく」
というような意味のことを言われたのだ。
非常に有難い意見で、私としても是非、自覚を持ち、痔核を取り除き、立派な大人として歩みたいところであるが、
ダメなのである。私はブラブラしているから私なのであって、そうでなくなったら尾崎豊を歌わねばならなくなる。
つまり、私はわかっててやっているのだから、怪我をするしかない。
しかも、このご意見を下さった方は心霊方面の方なので余計に気色が悪い。

私としては、そのような超常的な力は、国や世界のために使っていただいて、このような貧乏で可愛そうな男に向けて欲しくない気持ちでいっぱいなのであるが、心霊の方面にはその方面の事情もあることだろうから、仕方がない。
わかりました。私は怪我をしましょう。
昨今は医療技術も進歩していることだし、すぐに治療すれば大丈夫だと思った。
よくよく考えれば、怪我をすることがわかっているのだから、保険証のコピーもとっておけるし、消毒や絆創膏なども準備が出来る。

と、ここまで思考が進んで、気づいた。
これがもし、私以外の身に起こっていたら・・・・。
たまたま私は思慮深く、冷静でかつ科学的に行動を起こせたから良かったものの、そこいらの人であれば、保険証がないだの、清潔なガーゼが見当たりませんだの、「この中で誰かお医者さまはいらっしゃいませんかー」だの、という事態に陥ってパニック状態になり、その後PTSDを患ってしまっていただろう。

みなさんも呪詛にはくれぐれも気をつけていただきたい。
呪詛、ダメ絶対!!

ヌルヌル

水曜日, 5月 12th, 2010

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歩いていたら、ふと、ヌルヌルしたものがやたらと体につきまとっていることがある。
臭いもなく味もない。
告白しておくと僕は自分の精液を舐めた経験がある。
だからこのヌルヌルはそれではないということがわかる。

それは一種の残滓で僕が他人と接するときに道化を演じた報いが形となって現れる。
肉体に撫でられたい。精神に撫でれたい。
そのような思いが漉されて降り積もる。
粘膜のようなもやもやしたヌルヌル。

君に嫌なことが起こったらこのヌルヌルを吹きつけてやるから安心していい。
毎日が嫌になったらここに来るといい。
マイロと二人で待ってるから。

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ヂヂヂも更新中
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