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2006年01月08日

おかま  バロウズ

上記の作品でフラフラに打ちのめされた僕は懲りずにまたバロウズを求めて三千里。
ペヨトル工房(今はもうない??)からお取り寄せで買いました。
僕はこの作品を読んでバロウズが好きになっちゃいました(裸のランチは難しかったので・・・)。
肝心の内容の方ですが、前に読んだものなので記憶を頼りに書きます(笑)。

まず、彼にはものすごい逸話があります。
それは妻とウィリアムテルごっこをし(もちろんトびながら)、失敗して撃ち殺してしまったというものです。
その後に書かれたこの作品、主人公は疲労しきっています。
そういう主人公の痛みをともなう同性愛者の恋(でもどうして結婚してたんだろう?)が小説の中心です。
リアルに描かれる恋、疲労、欲望、薬物依存。ただリアルに切りとられていく現実。
透明感さえ感じられます。いい本です。

印象に残ったフレーズ。
「オレたちには生き続ける義務があるんだ、ってね。そして目のあるものにはみな、背負っているものを堂々と見せてやって、偏見と無知と憎悪を、知識と誠実と愛で征服するんだ、って。敵意のある相手があらわれたら、厚い愛の雲をタコが墨を吐くようにはきかけてやる。」

裸のランチ  バロウズ

ご存知ウィリアムバロウズ御大です。
適当に紹介致しますと、気合いの入ったホモ、ヤク中作家です(笑)。
サブカルチャーの神様的存在でミュージシャンやアーティストと呼ばれる人々に尊敬されまくり。
で、これは彼の代表作でクローネンバーグ監督により映画化もされております。
僕はなんとしても「この本は読破しなければ。」となかば脅迫観念に囚われながら読みました(笑)。

し、しかしこれはきついです。小説と思って読もうとするとダメです。スジもなにもないからです。
カットアップという手法(意味のある文章を適当に切り貼りして作品を創るらしい。)を用いた詩です。
少なくとも感性の乏しい僕にはそう思われました。
途中からはイメージを思い描くことのみに集中しながら読み進めました。
それにしてもなんというボリューム、なんという迫力。なんともさすがです。