オフシーズン ジャック・ケッチャム
オフシーズン (扶桑社ミステリー)
Jack Ketchum 金子 浩 
隣の家の少女に続くジャック・ケッチャム。デビュー作。
今回も期待を裏切らない残酷っぷり・・・・・。
オフシーズンになると人が極端に少なくなるアメリカの田舎。
そこから程近い島には見捨てられた燈台守の一家の末裔が野生化して住んでいて人食いと化している。彼らが島を出てその田舎に!
都会に疲れて家を借りてリフレッシュしようと目論んだ若者たちに襲い掛かる野蛮人ども。
というB級ホラーにありがち設定なんだけども。
最初は低いトーンで都会人の疲れっぷりと視界にチラチラ出てくる野蛮人一家が描かれ、後半は一気に虐殺シーン。最後のクライマックスはもう息もつけぬほどクレイジー。
序盤で主人公扱いされている女性も一瞬で惨殺。丸焼きにされて食われるわけで。「クリトリスに焼けるような感覚を味わったかと思うと喉の下まで一気に切り裂かれていた」とか書かれてるわけで。うっわーみたいに思う。道路で轢かれて間もない何かの死骸を目にしたかのようなショックさ。
後半突入からこれですよ。あとはゲシャゲシャのエログロシーン。生きたまま釣り針で舌を引っ張ってナイフで切り取り目の前でクチャクチャ噛むとか・・・。
グロいんだけど、ところどころに人生について人間についての深い洞察が見え隠れするのはこの作者の素晴らいところで、物語をとても感慨深いものにしてる。
なんでも人生何か恐ろしいことが起こったらどいつもこいつもみなフラットなんだと言いたかったらしい。
フラット化する世界w。
当時は問題になってソフトに書き直しされたものが出回っていたそうだけど、現在日本で読めるのはオリジナルのグロいバージョンなんだって。良かったね。










