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2008年11月24日

オフシーズン  ジャック・ケッチャム

オフシーズン (扶桑社ミステリー)
Jack Ketchum 金子 浩
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隣の家の少女に続くジャック・ケッチャム。デビュー作。
今回も期待を裏切らない残酷っぷり・・・・・。

オフシーズンになると人が極端に少なくなるアメリカの田舎。
そこから程近い島には見捨てられた燈台守の一家の末裔が野生化して住んでいて人食いと化している。彼らが島を出てその田舎に!
都会に疲れて家を借りてリフレッシュしようと目論んだ若者たちに襲い掛かる野蛮人ども。
というB級ホラーにありがち設定なんだけども。
最初は低いトーンで都会人の疲れっぷりと視界にチラチラ出てくる野蛮人一家が描かれ、後半は一気に虐殺シーン。最後のクライマックスはもう息もつけぬほどクレイジー。

序盤で主人公扱いされている女性も一瞬で惨殺。丸焼きにされて食われるわけで。「クリトリスに焼けるような感覚を味わったかと思うと喉の下まで一気に切り裂かれていた」とか書かれてるわけで。うっわーみたいに思う。道路で轢かれて間もない何かの死骸を目にしたかのようなショックさ。
後半突入からこれですよ。あとはゲシャゲシャのエログロシーン。生きたまま釣り針で舌を引っ張ってナイフで切り取り目の前でクチャクチャ噛むとか・・・。
グロいんだけど、ところどころに人生について人間についての深い洞察が見え隠れするのはこの作者の素晴らいところで、物語をとても感慨深いものにしてる。
なんでも人生何か恐ろしいことが起こったらどいつもこいつもみなフラットなんだと言いたかったらしい。
フラット化する世界w。
当時は問題になってソフトに書き直しされたものが出回っていたそうだけど、現在日本で読めるのはオリジナルのグロいバージョンなんだって。良かったね。

2008年10月24日

隣の家の少女  ジャック・ケッチャム

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
Jack Ketchum 金子 浩
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やぁ、ドロドロ生きてる?
この本をパラパラっと開いたらもうダメ。ドロドロの世界に突入すること請け合い。

アメリカングラフィティじみた少し年上の少女と少年の出会い。
でも帯やらでもう知ってる、この少女は虐待される予定なんだ・・・と思いながらも少女の描写に軽く勃起。

少女は両親が事故にあって少年の隣の家に引き取られた。ついでに妹がいてて怪我のせいで松葉杖生活。
隣の家の家族は母子家庭で母親は割と綺麗めで少年からは悪いことも許容してくれるいい大人。
全て上手くいく筈だったのに・・・。少女は虐待される。
妹を人質にとられて、逃げることも出来ず。地下室で。

何が惹きつけるのかというのを考えたんだけど、やっぱり著者の人間への深い洞察なんだと思う。
虐待する側の隣の家の若い母親に対してそれでも綺麗だと思っていたり、虐待を受けている中、それを見ている少年。いや、むしろ裸なんかは見たいとさえ思っている少年。夜に家に帰って後悔してもやっぱり見にいってしまう。
暴力的な行為は麻薬なんだ。
関係ないけどロックンロールってそういうものだよね。
要するに何もできない自分について考えたらいいんだ。陰口の場で虚脱しつつ、そうは思っていないのにその場を離れることもできないボクやあなたについて。

虐待はエスカレートし、目を背けたくなるほどになる。その頃には少年も闘いの決意を持つんだけど少年弱いし遅い。
全てが狂ってしまった状態で正常を保とうとし始めた少年。虐待の中でも凛としてプライドを保っていた少女が壊れていく対比。爪でガリガリと傷を引っ掻き出すシーンがどんな虐待シーンよりも怖かった。

虐待の理由についてこう書かれている。
美しさのために彼女がもらったもののせいで、あるいは彼らがもらわなかったもののせいで。
いいフレーズだと思う。


19時ごろに出ます。
ライブハウス 戦国大統領さん。

2008年07月30日

日々狂々、怪談日和  平山夢明

日々狂々、怪談日和。―「超」怖ドキミオン (竹書房文庫)
平山 夢明
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最近、平山夢明ばかり読んでいる。心霊モノにはまだ手を出していなくて、東京伝説シリーズという街に落ちている怖い体験集ばかり。狂人・ストーカー・ヤクザの拷問・ドラッグ・携帯電話などなど狂った話で脳髄直撃。
やっぱり夏は怖い話だよねー。でも平山夢明の本は腐敗臭が立ち上ってくるので要注意。
そんな著者のエッセイというか日記(ブログを本化したもの)。

これが著者の日常を垣間見せてくれて、彼の目には世界はこんなにも腐っているんだと実感できて良い。というか書いている人自信が一番狂っているんじゃ・・・。

「どうしてなの?どうしてなの?どうしてなの?どうしてなの?どうしてなの?」と電車で独語するネジの外れた女
に「まだ、お前はわからないのか?」と呟いて電車を降りたり、一冊終わるごとに記念に富士の樹海で一人キャンプしたりするのを狂ってる。もしくは少し甘く言って変わってると言わずとしてなんと言えばいいんだ?

そしてこれらの文章はボクの生活の闇を照らしてくれる。生活は闇に満ちている。ついさっきオナニーしたボクが言うんだから間違いない。パイズリも顔シャも経験のないボクが言うんだから。
生活は闇だらけなんだ。どんなに綺麗に繕ったってね!
闇はボクに何かを伝えようとしている。

それを形にすれば生活という芸術や信仰の類になる。

2008年07月21日

東京伝説―渇いた街の怖い話  平山夢明

東京伝説―渇いた街の怖い話 (竹書房文庫)
平山 夢明
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レポモノの怖い本シリーズ。平山氏のは凄いときいてたので読んでみた。
すげぇ。でも多分創作がいっぱいあると思う。関係ないけどね。
心霊ものではなくってどちらかというと怖い人間がメイン。
グロい描写とかもバシバシでてくる。ヤクザの拷問〜殺害までとか。痛すぎ・・・・。
あと、人間怖すぎ。
って、まぁ、ボクは楽しかったんだけど。
ホラー映画みる時間ないから。こういうのもいいなって思った。涼しくなるし。
とにかく平山バージョンはおすすめです。

廃墟、きれかけの蛍光灯、窓の覗き穴。変態ども。

http://www.myspace.com/mojolovichの感想待ち中。

2008年05月20日

異常快楽殺人  平山夢明

異常快楽殺人 (角川ホラー文庫)
平山 夢明
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モレスキンによるユビキタス・キャプチャー(簡単に言うと何でもメモすること)をはじめてから色んな場所でブログのアイデアを書けるようになって感想文なんかも載せきれてない状態になっている。
メモ魔の姿。
「ちょっと待って」と言いながら些細なことをメモする姿は傍目にはちょっとしたサイコパスなんじゃないか?と思う。
さて、この本を読んだ直後にボクのメモは崩壊し始めている。
怖い。ヤバイ。小さく震える。などが書き付けてある。

快楽殺人のジャンルっていうのは「FBI心理捜査官」という本を契機に一時期流行っていたので結構読んだんだけど、この本はまた特別な気がする。
現在、ホラー小説家として名を馳せる平山氏はドキュメンタリーという形式でもその才能を発揮し、調査書じみた箇所とストーリー仕立ての箇所を絶妙なブレンドで混ぜ合わせ読書に吐き気を催させることに成功。
殺人鬼が生きたままに被害者を解体する現場をストーリー仕立て・・・・。ああ、頭がズーンと重くなったまままだ戻りません。

家内も時折読んでいる様子でどうやらこの本には中毒性がありそうに思う。
そのことについて考えたんだけど、思うに殺人鬼達がボク達と大きくは変わらないからなんじゃないかな。
ほとんどの殺人鬼は性的に異常なんだけど、誰だって性的には異常なんだ。
もし自分はノーマルだ!!!って声を張り上げられるんならあなたはそこが異常だ
恋人とベットの中でドロンとした空気を吸いながらケダモノのように狂っているのは誰?相手の皮膚に吸い付いたり引っ掻いたり狂ったように揉むのは誰?
その延長線のどこかに彼らはいる。

もっと言えばボク達は(少なくともボクは)その地点まで行ってみたい。少なくともそこへ自分がアクセスできるのか試してみたい。
怖くなって震えたのは割りと近くまで行ける気がしたからなんじゃないか?


FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
ロバート・K. レスラー トム シャットマン Robert K. Ressler
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Moleskine Square Notebook
Worldwide
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2008年05月15日

こもごもら

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photo by VQ1005

交通違反で警察に捕まる。罰金を課せられるORZ。減点2。免許って全部で何点だっけ?
ギスギスしい一日。なんてこったい。
テレビドラマは観たくない。面白く、観続けるように作ってあるんだもん。

[本]
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)
アルフレッド・ベスター 寺田克也 中田 耕治
4150116342

SFの古典だそうだけど、アメリカの古典のレベルすげかった。ヤバイ。
憑りつかれたように復讐する男の話なんだけど、投影しちゃうね。ボクも同じだよ。憑りつかれると皮膚感覚以外は全てそのことに集中しちゃう。それにボクは憑りつかれ易い。って霊的な意味じゃないけど。
話の中の風景の狂い具合に萌える。
・廃惑星でのバクテリア養殖タンクのガラスの輝き。
・狂った外科医師の奇形動物園。
・火星でのトチ狂った植物信仰(酸素不足による)。
・全ての欲望を遮断する宗教の行き過ぎた結果、全感覚を手術で遮断して地下で大量に保存される集団(自ら望んで)。
その中を失踪する復讐に憑りつかれた主人公。
その俗俗俗俗俗俗俗俗俗俗俗俗俗、転じて聖へ!!!!

2008年05月12日

埋まらない日々

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photo by VQ1005

本当のことを言えば。
尻を撫で回したい。
ゴメン、そうじゃないんだ。
尻が勝手にクる感じ?

それはそうと。
もうチベットは飽きたね。
だってもうオリンピックがんばれ日本みたいになってるじゃん。
もうチベットは置いてかれてる。
メディア規制だ!
メディアが規制されてボク達のガイアが汚される!!!
ガイアの声がボクを駆り立てる。
体が冷えるから早く服を着なさい
って言っている。
風呂上りだからね 。

[本]
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
梅田 望夫
4480063870

おもろ本。小説じゃないけどね。
ウェブ時代に入ってるんだよ。もうウェブがかなり進んじゃってるんだよ。学校裏サイトにアクセスできない教師はウェブ時代に置いてかれてくんだよ。ウェブを生きる人は勝手に世界を築いていってる。新しいものを。
っていってもそれはコミュニティだったり結局は人の集合なんだろうけど。
それを体験出来る者と出来ない者に分かれていく。だからきちんと知るべきなんだ。何が起こっているか。
そして出来たら参加するべきなんだ。知らない場所で暗号のように周囲のことが流れていくんだよ。
字を覚えるが如くウェブを知らなきゃ。

2007年09月25日

グランド・フィナーレ  阿部和重

阿部和重も面白そうだなと思っていて、この本は彼の2冊目。
グランド・フィナーレは芥川賞作品だってことを抜きにしても面白そうだった。

あらすじイキマス。
ロリコン趣味(しかも娘の写真も撮っていたという最悪さ)が嫁にバレて離婚してしまった主人公(37歳)。娘に会うこともかなわず無為に過ごす日々。もう幼女には関わるまいという気持ちでいたのにふとしたことから少女二人と出会う。あることから二人は離れ離れになるらしく、それを苦に彼女たちは自殺を考えているらしい。それに気づいた主人公のおっさんは彼女たちを救うべく。

んっと、この小説は破綻していると思う。ロリコン趣味の主人公と少女たちを救おうとする主人公が章を隔てて書かれているけれどまるで別人のよう。だけど破綻しているからこそ人間なんだって思えるところが読みどころかなぁ。

悪い人だって善い気持ちはあってそこにはなんの関連も関係もなかったりしてそれでも一つの皮の中におさまっている限りはその人自身でしかあり得ないんだもの。

どうでもいいけどボクは風邪などにうかされる描写が病的に好きなんだって気づいた。

2007年09月06日

卍  谷崎潤一郎

なぜか日本の名作と呼ばれてるのをよく読む。
これはなぜかっていうと近所のうんこみたいな本屋でも名作は置いてあるから。

卍っていやぁエロス系の映画があった気がする。中学生の時にチンポ握りながらコッソリ観てあんまり抜きシーンがなかったのでガッカリした記憶があるよ。

さて、小説の中身の前に言っておきたいことがあって、この本は古きよき関西弁で書かれている。それがまず独特の雰囲気で最高。

同性に惹かれて恋落ちる人妻の告白体で書かれていて、その相手の女の人ってのがとんでもなく人を振り回す人で実はインポテンツの彼氏がいたり、終盤までまともだった夫と関係を持ったりと無茶苦茶。
最後では夫婦ともどもその女性を共有し始めるんだけど、夫婦で仲良くしたらイヤンイヤンとか言っちゃって二人を寝室に寝かせて睡眠剤を投入。眠ってから帰るという徹底ぶり。徹底ぶりはいいんだけど、日中まで薬が残ってボロボロになっていく夫婦。諸々の事情で3人で情死する筈が人妻だけ生き残るという狂った内容。エロスはほのかに薫る程度で直接的には書かれていない。

独特のムードと恋の熱病でうなされていく人々の様をヌップリ切り取ったよい小説だと思った。
さすが、名作!!!


2007年09月02日

スピリチュアルにハマる人、ハマらない人  香山リカ

スピリチュアルブームをひしひしと感じる今日この頃、この現象はなんなのかと買ってみた。

なるほど〜〜〜と得心のいくことが書いてある。

「イタコ」「心霊」「オカルト」というマニア向けのものから「オーラ」「波動でハッピー」など伝え方を工夫していること。
現実から少しだけ離れている距離からのアドバイス。
既存の宗教のように最終的に自己犠牲を謳わず、利己主義(幸せになる。オーラが磨かれる)であること。
今は真偽よりも信じるか信じないかの方が重要。騙されたってハッピーになれるならいいという時代。

こんなところから紐解かれていくスピリチュアル。
だよなー。自分かせいぜい家族までの幸せしか願わない信心なんだよなー。

「○○をすればあなたはもっとよくなりますよ」

で?

チカラがあったとしてもそこまでしか及ばないんだ。世界は救わないんだ。切り開かないんだ。


2006年02月25日

愛にこんがらかって  みうらじゅん

息子が小さいので、NHKを観ることが多い。
「金曜かきこみテレビ」という番組があって、みうらじゅんが出演している。
小学校高学年から中学生くらいがネットの掲示板のお題にかき込み、その内容で色んなことをするという番組である。
名前は知っていたけど掘り下げなかった人物だったので興味深く見ていると、「ケンカ、揉め事」という題目で会話が「お腹が減るとイライラする」という流れになった。みうらじゅんは「そうなんですよね。みんなお腹がいっぱいになってたら世界から戦争がなくなるっていうそれだけのことなんですよね」と言い放った。
ちょっと考えたら「前提に無理があるし!言い切れんのかよ!」と思うが、大して深くも考えずにそこまで言い放つ。あんまり言い放ったので誰も反論できていなかった。これは余程の人物であると判断。この小説を購入。
中身は、SM小説だった・・・。SMの方はボクはあんまり経験もないし、正直、アナルファックにも興味薄なノーマル人間なんだけど、あ、でもこう書くと正常位ばっかりな男と思われるかも知れないので、加藤鷹を尊敬している旅人だって言っておく。ん〜、だからSMもアレだ。こうなってくると恋愛なんだなって思った。
実際、この本の主人公はただSM的性欲に翻弄されるだけなんだけどね。SMじゃなくっても、恋は人をジャンクに変身させて、オンとオフだけの存在にする。そんで、渦を巻く感情に突き動かされてビックリするような変な行動をしちゃう。麻薬的な情景だと思う。人生の中でも特に悲劇的で喜劇的だ。


あと、この小説はとても残酷に終る。

2006年01月25日

自殺されちゃった僕  吉永 嘉明

物語に終わりはない。もしくは初めから終っている。

この本は近しい人3人(うち一人は妻)の自殺を目の前で経験し、鬱に陥った著者が過去を記録し這い上がろうとする意思のみによって書かれている。よって文章は所々感情の波によってぶっ壊れている。
それが痛々しい。

著者は自殺をやめるんだ!と必死に訴える。しかし、その訴えは空回りするだろう。自殺を肯定している人間にはどんな理論も感情も通用しないと思うから。
だけど、著者の生きようとする意思。そして記録された過去のなまなましさは圧倒的だ。
体の芯が震えるような思いで読んだ。

自殺志願者には作用しない訴えも著者の生き様という意味でボクには作用する。
狙いとは違った意味での作用なのかも知れないが、「白くても黒くてもネズミをとるのが良いネコ」なんだから、読者の心に化学反応を起こせばオーケーじゃないか。




あ、明るい話題も!
今日、着メロを「なんてったってアイドル」にしました。KYON×2ですよ。

2006年01月09日

動物化するポストモダン  東浩紀

楽しかった。新書って楽しいね。
この本はポストモダンっていう概念を切り口にオタクを分析した本で、オタク嫌いである筋では有名なmine-Dさんに教わった。すっげぇ良かったよ。

まず、ポストモダンってのが何かわかった気がする。
オタクってのが何なのかわかった気がする。

の2点で優れてる。
別に僕はそれで食ってるわけじゃないので、気がするだけで十分だし・・・。
でも、よく出来た考え方なので、色んなことにあてはめられるから、理論武装にいいかもよ。

結局、「終わりなき日常を生きろ」と似た結論づけになってるんだけど、ま、色んな人がこう結論づけてるってことはそういう時代なんだろうね。

パプリカ  筒井康隆

面白い!!!!!!!!!!
無茶苦茶に面白い本だ。久々に来た。
でも、これストーリー書くとショボくなるなぁ。

相手の夢にジャック・インできる機械があってね。それを利用して精神を病んだ人の治療を行う美人セラピストの話なんだけどね。ノーベル賞なんかとれそうだから政治的な嫌がらせとかいっぱいされて大変なんだけども、夢にジャック・インしてるときも戦うんで、もう現実を越えちゃったような無茶苦茶になっていくんだな・・・・。

ほら、なんかショボい。安物のSFみたい。安物のSFと言われることは筒井氏は大満足だろうけど・・・。

筒井氏は本気でフロイトの勉強をしてるから、深層心理学を基本にしっかりと据えて書いてる。
登場人物それぞれが夢の中に出てくる中、それぞれがそれぞれのエディプスだったり、アニマだったりと入り組んだ形になっていきながら物語が進むのがすごい。
出てくる夢の表情がどこかでみたことがあるようなおぞましさと懐かしさとダルさが感じられるように仕組まれているんだからすごい。

読み始めると止まらなかった。すごい勢いの本だ。

コンプレックス  河合隼雄

「無意識の構造」という新書が面白かったので中古で買って読んでみた。
結論として、「無意識の構造」の方が面白かったと思う。サイケだったし。
とはいえ、コンプレックスって何なんだよ!という質問の初歩はこの本を読むとヘーと納得できるし、知ったかぶりして女を口説く時に使うこともできる。

コンプレックスとは可能性である。

でも、「無意識の構造」の方が断然良いね。

無意識の構造  河合隼雄

図書館で嫁が借りてきてくれたので読んでみた。
日本で深層心理学といえばこの人だろうということで僕も無意識に旅してみました。

コンプレックスって何?ってところから、元型とかアニマ・アニムス、ペルソナ、影と実にわかりやすく書いていて面白い。あと、夢。いろいろな夢のエピソードの分析があるんだけど、他人の夢ってサイケで楽しいじゃん。そういったのが彩りを添えてるから、読みやすいんだろうね。

こういうの真剣に勉強してマッシュとかでぶっ飛んだこととか分析したら凄いことになると思うんだけど・・・。勇気ある若きマッドサイエンティストのみなさん、どうですか?

僕の夢は仕事の夢が多く、ずる休みがバレそうになってドキドキしてたり、説教してきた奴を殴ったりと全然サイケじゃないから楽しくない!もう!