アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック
金のない一日だった。HOLGAというトイカメラのフィルムを現像に行ったらかなり値段がはった(これを買おうと思う)。家で水槽の水を替えた。コッソリ飼育していたクワガタが羽化していて、それからガーリックとバターと醤油でジャガイモ料理を作った。
夜にこの本を読み終えた。
ガーーーーーーーン。
読んだ方がいい。これは読んどくべきだと思う。映画ブレードランナーは何度も観たのであえて読まなかったのだけれどディックやばい。
SFなんだけどSFじゃない。夢だけど夢じゃなかった(トトロ)っていうか。
あらすじとしては賞金稼ぎのリック・デッカードというおっさんが自らの価値とか中二病っぽくなったアンドロイドを狩るというお話。途中アンドロイドと恋してセックスして裏切られたり嫁さんとうまくいかなくって疲労困憊したりみんなが入ってる宗教に迎合できなかったりといろいろあるわけで、未来の話にしては人間臭い。それに風景がトロける描写は頭を引っ張られるようだ。
地球は死滅寸前の星で生き物を飼育することがステータスになっている設定になってて、ステータスが手に入らない人は機械じかけの模倣動物を飼ってるふりをするんだけど、その辺がアレなのか?アンドロイドの生命にかかってて上手い!みたいなことなのか?
違うよボクが好きなのは放射能でピンボケになった生き残りの人間がせっかく見つけた本物のクモをアンドロイドが8本も足はいらないわ。4本で十分でしょう?とか言いながら爪きりで足を切るシーンなんだよ。4本で十分でしょうってwww。その前にピンボケ言うなやwww。
ともかくも破壊と再生と破壊、やっぱり再生みたいなことなんだなぁ。
そんでそれはほんの少しのきっかけでやってくる。破壊から再生への転換は一瞬で、実にチンカスな出来事--花が咲いてたとか近づいてみたら花粉症になったとか--で繰り返される。
そのことは意味ありげに見え無意味でやはり意味があったりなかったりする。宗教家が色んな言葉で説いている。巧妙な言い逃れのようで真実で言い逃れで真実は逃れていくから追いたくなる気質の持ち主です。